雨の日も、雪の日も、泥んこの道も。
迷わず歩ける靴がある。
L.L.Bean ビーンブーツ。
100年以上、ほとんど形を変えていない。
それは、この形が「完成形」だからだ。
おしゃれのために履くのではない。
大地を踏みしめるために履くのだ。
Scene: 水を弾くゴムの要塞
下半分はゴム、上半分はレザー。
この独特のツートンカラーは、機能美の極致だ。
ぬかるみに足を踏み入れても、水が染みてこない。
チェーンソールは、濡れた落ち葉の上でもグリップする。
森の中を歩くとき、足元の心配をしなくていい。
それは、精神的な自由を意味する。
道を選ばなくていい。
行きたい場所へ、ただ歩くだけだ。
Feeling: 傷は勲章。
レザー部分は、履き込むほどにシワができ、足に馴染む。
木や岩に擦れた傷。
それらは、冒険の記憶だ。
ピカピカのブーツなんて、恥ずかしい。
泥にまみれ、傷だらけになってこそ、このブーツは輝く。
ソールが減れば、交換できる。
一生履き続けられる。
使い捨てが当たり前の時代に、なんと頼もしい相棒だろう。
Root: 変わらない強さ。
流行は変わる。
でも、森の厳しさは変わらない。
だから、このブーツも変わらない。
メイン州の工場で、職人が手縫いしている。
そのステッチのひとつひとつに、「実用」への執念が宿っている。
街で履くのもいい。
でも、こいつが一番輝くのは、やはり自然の中だ。
週末、紐をギュッと結ぶ。
さあ、外へ出よう。
森で会おう。